カワゲラウォッチングとは、川に棲む水生昆虫などの水質指標生物の調査をし、その種類、数により、水質を判断すること。
河川の中流域以上では、水生昆虫が非常に豊富で、代表的なものにカワゲラの他、カゲロウ、トビケラがある。これらは大きさが手頃で採集が簡単な上、水質に敏感で環境が違えば生息する種群が大いに異なる。そのため、水質汚染の指標生物として利用され、多くの研究がある。実際には細かい種がわかれば多くの情報が得られるのであるが、種数が多い上に判別はさほど簡単ではない。しかし、属や種まで判断できずとも、おおざっぱな判断はできるもので、それを利用したものである
専門的な河川の水質調査においてもこの方法が使われるが、カワゲラウォッチングと呼ばれるのは、主に学校や市町村、博物館などが実施し、児童生徒に観察をさせることによって、身近なところから環境問題に関心を持ってもらうことを目的に行っている自然観察である。本来は、水生昆虫ウォッチングとでも言うのが筋であろうが、親しみやすい名前としてカワゲラを頭につけている。
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特に、環境省が子供向けの調査用冊子を作成し、無料で配布しているため、これを用いて調査するのがよく行われている。最新のものは『川の生きものをしらべよう』(財団法人日本水環境学会、2006)である。この種の調査法としては専門的にはベック・ツダ法がよく用いられている。